2016年4月23日
D2中村さんが書いた論文"成人における世帯収入別にみた野菜摂取行動に関連する食行動"が日本健康教育学会誌に掲載されました。

中村彩希稲山貴代,荒尾 孝:成人における世帯収入別にみた野菜摂取行動に関連する食行動.日本健康教育学会誌,第24巻第2号,65-80,2016

野菜摂取行動の実態を世帯収入別に把握し,野菜摂取行動と関連する他の食行動を特定することを目的とした研究です.

世帯収入が低い者ほど1日小鉢5皿の野菜料理を摂取しておらず,世帯収入が700万円以上においても約半数以上が目標の1日小鉢5皿を摂取していないことが示されました.
1日小鉢5皿の野菜料理を摂取する行動は,いずれの世帯収入においても「食事に気をつける」,「栄養成分表示活用」および「食卓での会話」などの食行動との間に明らかな正の関連が認められました.
野菜摂取行動の促進において,いずれの世帯収入においても積極的な自己管理や食情報交換・活用行動も合わせて促すことが,望ましい行動変容を促す可能性があります.
この結果は,我が国の成人を対象に生活習慣病の発症予防・重症化予防を目指すうえで,社会経済的背景を考慮した野菜摂取の向上のための健康づくり支援の計画,実施,評価の重要な情報となります.